URL・エンコード
URLパラメータを安全に扱う実務手順
URLの末尾に付く?key=value形式のクエリパラメータは、広告計測、検索条件、APIの絞り込みなどで使われます。読みづらい長いURLをそのまま編集すると、区切り記号、重複キー、エンコードの扱いで壊しやすくなります。ここでは、作成・調査・共有の順に安全な扱い方をまとめます。
最終更新日: 2026年7月13日
URLパラメータは「キー」と「値」の組
次のURLでは、utm_source、utm_medium、pageがキー、newsletter、email、2が値です。&で組が区切られ、#より後ろはサーバーへ送られないフラグメントとして別に扱われます。
https://example.com/guide?utm_source=newsletter&utm_medium=email&page=2#price
URLを読むときは、ページ本体のアドレス、パラメータ、ハッシュを分けて考えます。1文字だけを置換するより、まず一覧へ分解して意味を確認する方が安全です。
UTMパラメータを作るときの決め方
広告やメールの流入を区別するURLでは、命名規則をチームで固定します。同じ媒体をmail、email、newsletterのように混在させると、後から集計しにくくなります。
| キー | 表すもの | 例 |
|---|---|---|
utm_source | 流入元のサービスや媒体 | newsletter、partner_site |
utm_medium | 配信手段 | email、social、banner |
utm_campaign | 施策やキャンペーンの識別子 | summer_guide_2026 |
utm_content | 同一施策内のリンクやクリエイティブの識別 | header_cta、text_link |
長いURLを調査・編集する順番
- URLをコピーする前に、トークン、署名、メールアドレス、注文番号など共有してはいけない値が入っていないか確認します。
- URLクエリ分解・組み立てへ貼り付け、ベースURL、ハッシュ、各パラメータを行ごとに分けます。
- 変更するキーを1つに絞り、元URLと変更後URLを並べます。複数の変更を一度に行わない方が、意図しない差分を追いやすくなります。
- 日本語や記号を含む値は、URLエンコード/デコードでURL用の表記に変わることを確認し、完成したURLを別のブラウザタブで開いて検証します。
同じキーが複数あるURLは勝手に1つにしない
tag=json&tag=csvのように同じキーが複数あるURLは、複数選択を表す設計として使われることがあります。ツール上では別々の行として残し、利用先の仕様を確認するまでは1つへまとめません。配列形式のtag[]=json&tag[]=csvや、カンマ区切りのtag=json,csvもあり、同じ見た目でも意味が異なるためです。
URLエンコードは表示用と通信向けを分ける
空白、日本語、&、+などはURL中で特別な意味を持つことがあります。例えば値としてR&Dを渡したい場合、&をそのまま書くと次のパラメータの開始と解釈される可能性があります。人が読む表ではデコードされた文字を確認し、最終的なURLではエンコードされた値を使う、という分け方が実務的です。
ただし、一度エンコードされた値をさらにエンコードすると、%が%25になり値が変わります。編集前後で値の意味が同じかを確認し、必要なときだけ変換します。
URLに入れない方がよい情報
URLはブラウザ履歴、ブックマーク、参照元情報、アクセスログ、画面共有などに残る可能性があります。パスワード、APIキー、アクセストークン、本人確認情報、個人情報、未公開の顧客データをクエリパラメータへ入れないでください。すでに含まれているURLを受け取った場合も、チケットやチャットへ転記する前に値を伏せます。
URLで秘密情報を渡す必要がある設計自体は、リンク作成ツールで解決する問題ではありません。システムの認証・共有方法を担当者と見直してください。