菊丸ツゥルズ

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データ変換

CSV・JSONデータ変換の実務手順

Excelやスプレッドシートから取り出した表をJSONへ変える作業は、形式を変えるだけに見えて、列名・データ型・空欄・引用符の扱いで後工程の品質が変わります。このページでは、APIテストや設定データの準備で失敗しにくい順番を整理します。

最終更新日: 2026年7月13日

変換前に決める4つのこと

最初に「どのJSONを正解とするか」を決めます。変換ツールは表記を変える役割であり、列名や値の意味までは判断しません。元の表をそのまま貼り付ける前に、次の4点を確認すると、変換後の修正が大きく減ります。

  1. 1行目をキー名にするか: nameprice のような見出しをJSONのキーに使うか、配列のまま扱うかを決めます。
  2. 数値と文字列を分けるか: 金額や数量は数値にしたい一方、郵便番号や商品コードの先頭の0は文字列として残す必要があります。
  3. 空欄の意味を決めるか: 空文字、null、キー自体を省略する、のどれにするかは利用先の仕様に合わせます。
  4. 入力してよいデータか: 氏名、住所、認証情報、顧客データなどを作業例として貼り付けず、検証用に置き換えたデータを使います。

安全に変換する順番

実務では、変換、整形、目視確認を分けると原因を切り分けやすくなります。菊丸ツゥルズの各ツールはブラウザ内で処理するため、サーバーに変換用データを送らずにこの流れを試せます。

  1. 表のコピーを作り、不要な列、実データ、結合セル由来の行を除きます。
  2. CSV/TSV→JSON変換で区切り文字、ヘッダー行、型変換の有無を指定してJSON配列へ変換します。
  3. JSON整形・バリデータで構文を整え、配列件数、キー名、型が期待どおりかを確認します。
  4. 表形式に戻して確認したい場合は、JSON→CSV/TSV変換で列が欠けていないかを見比べます。

カンマや改行を含むセルは引用符で囲む

CSVはカンマが列の境界になります。そのため、住所や説明文のように値の中にカンマや改行が入る場合は、値全体をダブルクォートで囲みます。ダブルクォートそのものを値に入れる場合は、2つ続けて記述します。

name,description,price
"ノート","A4, 80枚",240
"付箋","見出し用
黄色",120
"メモ","引用符は ""このように"" 書く",180

この規則が崩れると、列ずれや途中で行が切れたような結果になります。変換に失敗したときは、まず引用符の開始と終了が対になっているか、改行を含むセルが引用符で囲まれているかを確認します。

JSONを渡す前の確認表

確認項目見る理由確認例
キー名利用先のフィールド名と一致しないと値が読まれません。user_nameuserName を混在させない。
値の型文字列の "120" と数値の 120 は別の値です。金額、数量、true/falseの扱いを確認する。
必須列見出しの空欄や重複はデータ欠落につながります。ID、名称、日時など、利用先が必須とする列を確認する。
件数途中の改行や引用符の崩れで行数が変わることがあります。元表のデータ行数とJSON配列の要素数を比べる。

用途ごとの組み合わせ

APIのテストデータを作る

テストケース表をCSVとして貼り付け、型変換を有効にしてJSON配列へ変換します。JSON整形で構文と件数を確認してから、必要な1件だけをAPIのリクエスト例へコピーします。

設定ファイルの候補を確認する

一覧表をJSONに変換した後、キーの並びを揃えたい場合はJSONキー整列・正規化を使います。設定として採用する前に、空欄を空文字とするか省略するかは利用先の仕様で決めます。

表に戻して差分を見つける

JSONを編集した後に表で確認したい場合はJSON→CSV/TSV変換を使います。元のCSVとの違いはテキスト差分で比較すると、列名や値の意図しない変更に気付きやすくなります。

この手順で判断しないこと

CSVの意味づけ、個人情報の取扱い、利用先システムの必須項目は、変換ツールだけでは判定できません。重要なデータを投入・共有する前には、データの管理者と利用先の仕様を確認してください。特に顧客情報や認証情報は、URLやスクリーンショットを含め、作業用の例としても扱わないことをおすすめします。