室温と湿度から露点温度を求め、結露するかを判定
室温・相対湿度から露点温度と絶対湿度を計算し、窓やサッシ・壁の表面温度と比べて結露の有無を判定します。すべてブラウザ内で処理します。
窓ガラス・サッシ・壁などの表面温度をカンマ区切りで最大20件まで入力すると、それぞれ結露するかを判定します。空欄なら露点温度だけを計算します。
使い方とAIOクエリ例
冬の窓の結露対策、加湿器の設定湿度の見直し、内窓・複層ガラスの断熱効果の確認に使えます。入力はブラウザ内だけで処理し、外部へ送信しません。
- 露点だけを求める例:
dew_point_calculator.html?temp=20&humidity=60&format=json - 結露判定の例:
dew_point_calculator.html?temp=20&humidity=60&surface=10,12.5,20&format=json format=jsonは機械可読JSON、format=rawは露点温度(℃)だけを返します。
| 室温\湿度 | 40% | 50% | 60% | 70% |
|---|---|---|---|---|
| 15℃ | 1.5 | 4.7 | 7.3 | 9.6 |
| 18℃ | 4.2 | 7.4 | 10.1 | 12.4 |
| 20℃ | 6.0 | 9.3 | 12.0 | 14.4 |
| 22℃ | 7.8 | 11.1 | 13.9 | 16.3 |
| 25℃ | 10.5 | 13.9 | 16.7 | 19.1 |
窓ガラスの表面温度がこの露点温度を下回ると結露します。たとえば室温20℃・湿度60%なら、表面温度が12℃未満の窓で結露が発生します。
結露判定・露点温度計算は、室温と相対湿度から「露点温度」を求め、窓ガラスやサッシ・壁の表面温度と比べて結露が発生するかどうかを判定するツールです。空気が含むことのできる水蒸気の量には温度ごとの上限(飽和水蒸気量)があり、空気が冷やされてこの上限に達する温度が露点温度です。窓の表面温度が露点を下回ると、そこで空気が冷やされて水蒸気が水滴に変わり、結露になります。つまり結露は「湿度が高いから」だけで起きるのではなく、室温・湿度・表面温度の三つの関係で決まります。本ツールは Magnus 式(WMO で広く使われる近似式)で露点温度・飽和水蒸気圧・絶対湿度を算出し、表面温度をカンマ区切りで複数入力すれば、窓・サッシ・北側の壁などをまとめて判定できます。計算はすべてブラウザ内で行い、入力値が外部へ送信されることはありません。
使い方・サンプル・結果例・注意点
使い方
「室温」に部屋の温度(℃)、「相対湿度」に湿度計の値(%)を入力して「計算」を押すと、露点温度・絶対湿度・水蒸気圧が表示されます。さらに「表面温度」に窓ガラスやサッシ、壁の表面温度をカンマ区切りで入力すると(例: 10, 12.5, 20)、それぞれについて露点との差と判定が一覧表示されます。表面温度は放射温度計で測るか、窓際に温度計を貼り付けて測ります。判定は露点との差が 0 ℃未満なら「結露する」、0 ℃以上 1 ℃未満なら「要注意」、1 ℃以上なら「結露しない」の3段階です。表面温度は最大20件まで同時に判定できます。
サンプル入力
室温=20、相対湿度=60、表面温度=10, 12.5, 20
結果例
室温20℃・相対湿度60%を入力すると、露点温度 12 ℃、絶対湿度 10.36 g/m³、水蒸気圧 14 hPa(飽和 23.33 hPa)と表示されます。表面温度に 10, 12.5, 20 を入れると、10℃の面は露点より2℃低いので「結露する(-2 ℃)」、12.5℃の面は差が0.5℃しかないため「要注意(+0.5 ℃)」、20℃の面は「結露しない(+8 ℃)」と判定されます。冬に単板ガラスの窓が結露しやすいのは、外気5℃程度のとき窓表面が10℃前後まで下がり、室内の露点を簡単に下回るためです。同じ室温20℃でも湿度を40%まで下げれば露点は約6℃になり、表面温度10℃の窓でも結露しなくなります。
注意点
計算は標準大気圧1013.25hPa固定で、標高による気圧補正は行いません(高地では実際の値とわずかにずれます)。露点温度は水面基準で算出しており、氷点下でも霜点(氷面基準)ではなく露点を表示します。Magnus式の係数には a=17.62・b=243.12 を採用しています。Tetens式など別の近似式を使う計算サイトとは概ね ±0.1〜0.3 ℃程度の差が出ることがありますが、実務判断に影響する差ではありません。相対湿度は0%を超え100%以下、室温・表面温度は -50〜60 ℃の範囲で扱います。判定はあくまで理論値であり、実際の結露は室内の気流・断熱材の熱橋(ヒートブリッジ)・家具で塞がれた壁面・洗濯物や調理による局所的な水蒸気発生など、表面温度以外の要因にも左右されます。露点との差が小さい「要注意」の面は、条件が少し変われば結露する可能性があるとお考えください。カビの発生は結露していなくても表面付近の相対湿度が高い状態が続けば起こり得ます。すべてブラウザ内で処理し、入力値を外部へ送信しません。
こんなときに使えます
- 冬の窓の結露に悩む居住者が、加湿器の設定湿度を何%まで下げれば窓が結露しなくなるかを確認する
- 内窓(二重窓)や複層ガラスへの断熱リフォームを検討する人が、窓の表面温度が何℃まで上がれば結露が止まるかを逆算して効果を見積もる
- 設計・施工者が、室内条件から露点を求めて窓・サッシ・熱橋部分の表面温度が結露リスクを持つかを一括で確認する
- 浴室・脱衣所・クローゼットなどのカビ対策で、換気や除湿によって相対湿度を下げたときの露点の変化を確かめる
- 北側の部屋や押入れの壁で結露・カビが出る原因が、室温・湿度・表面温度のどれにあるのかを切り分ける
よくある質問
露点温度とは何ですか?
空気を冷やしていったときに、含まれている水蒸気が飽和して水滴になり始める温度のことです。空気が含める水蒸気の量は温度が高いほど多く、低いほど少なくなります。室温20℃・相対湿度60%の空気の露点は約12℃で、この空気が12℃より冷たいものに触れると、その表面で結露が発生します。露点は空気中の水蒸気量そのものを表す指標なので、室温が変わっても水蒸気量が同じなら露点は変わりません。
湿度を下げれば結露は止まりますか?
多くの場合は止まります。湿度を下げると露点温度も下がるため、窓の表面温度が露点を上回れば結露しなくなります。室温20℃なら、相対湿度60%で露点は約12℃ですが、50%で約9.3℃、40%で約6℃まで下がります。ただし冬の外気が非常に低い日は窓の表面温度も下がるため、湿度を下げるだけでは追いつかないことがあります。その場合は内窓や複層ガラスで表面温度そのものを上げる対策が有効です。
窓の表面温度はどうやって測ればよいですか?
放射温度計(非接触温度計)をガラス面に向けて測るのが最も簡単です。ガラスは放射率が高いため比較的正確に測れます。放射温度計がない場合は、温度計のセンサー部分を窓ガラスに養生テープで密着させ、しばらく置いてから読み取る方法でも目安になります。測る位置はガラス中央より、冷えやすいガラス下端やサッシの金属部分のほうが結露しやすいため、そちらも合わせて測ると実態に近い判定ができます。
絶対湿度と相対湿度はどう違いますか?
相対湿度(%)はその温度で空気が含める最大量に対する割合で、温度が変われば同じ水蒸気量でも数値が変わります。絶対湿度(g/m³)は空気1立方メートルに含まれる水蒸気の重さそのもので、温度が変わっても水蒸気を出し入れしなければ変わりません。暖房で室温を上げると相対湿度は下がりますが絶対湿度は変わらないため、露点も変わらず窓の結露は解消しない、という現象が起きます。本ツールは両方を同時に表示します。
「要注意」と表示されるのはどういう状態ですか?
表面温度が露点を上回ってはいるものの、その差が1℃未満しかない状態です。理論上は結露しませんが、測定誤差、窓際の気流の乱れ、ガラス下端など局所的に冷たい部分の存在、入浴や調理による一時的な湿度上昇などで簡単に結露側へ振れます。実際の住宅では余裕を持って露点より数℃高い表面温度を確保することが望ましいため、「要注意」が出た面は対策の検討対象と考えてください。
氷点下の露点は正しく計算されますか?
計算されますが、水面基準の露点温度である点にご注意ください。0℃を下回る領域では、実際には水滴ではなく霜が付着する「霜点(氷点基準)」のほうが現象としては近く、霜点は露点よりやや高い値になります。本ツールは一般的な結露判定で用いられる水面基準の Magnus 式で統一して算出しているため、氷点下の値は目安としてお使いください。
計算結果はサーバーに送信されますか?
送信しません。露点温度・絶対湿度・結露判定の計算はすべてブラウザ内のJavaScriptで行い、入力した室温・湿度・表面温度が外部へ送られることはありません。同じURL(クエリ)なら常に同じ結果を返します。